その子その子のちょうど
学園では高等課程開設当初より公文式教育を導入してきました。
「公文式」と聞いて、皆さんはどんなイメージでしょうか。
あぁあの計算ばかりの…、とか
小学生の塾ね、とか、そういうイメージもあるかもしれませんが、
公文式教材には数学・国語・英語とも大学修士課程レベルの教材がそろっています。
学校の授業というと、先生が前で教えてそれに基づいて問題を解いて…。
でも1クラス20人と言われる少人数学級になっても、やはり本人の得意不得意が大きく作用します。
先生の話を聞いて、わからないところをその日のうちに先生に聞いて…
それを実行できる生徒はどのくらいいるでしょうか。
わからない課題を積み残したまま、時間がたてば人間の脳は生理的に忘却を始めます。
わからない+忘れた次の日に、もう更に次の課題に入ってしまう。
教えられるだけですべて理解できるのなら、だれも苦労しませんね。
公文式は個人別学力別の教材学習です。
自分のわかるところから始まった作業力が継続することで高いレベルの教材を学習する作業力、集中力をつけていきます。
今や大学進学に欠かせない英語は、
入学時にアルファベットも不完全だった学生も卒業時には大学レベルの原書を読めるまでの英語力を自習でつけることができます。
数学も高校基礎数学をクリアできるレベルにまで達することができます。
どんなに積み残してきた学生でも、障害があっても
個人別学力別の教材があれば学生の意欲で進んでいける。
今までの先輩たちが残してくれた結果が物語っています。
そして、何より
私が障害教育に関わる大きな力になったことは言うまでもありません。